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三菱財閥、崩壊の危機…なぜ三菱マテリアルは不正を9カ月も隠蔽したのか

旧岩崎邸庭園(「」より/Wiiii)

 神戸製鋼から火がついた製品データ改竄問題は、榊原定征経団連会長のお膝元である東レの子会社、そして三菱グループの中核会社の1社である三菱マテリアルの子会社へと広がりを見せている。

「神戸製鋼のデータ改竄は社内では“メイキング”という隠語で呼ばれていたようですが、三菱マテリアルでも契約の性能を満たしていない製品を顧客の了承を得て使ってもらう“特別採用”と呼ぶ商慣行が悪用されていたようですね」(メガバンク幹部)

 神戸製鋼の製品データ改竄は、アルミ・銅事業のみならず本丸の鉄鋼事業にも波及し、グループ全体に不正が蔓延していたことが明らかになっている。果たして三菱マテリアルではどこまで広がるのか、関係者は固唾を飲んで見守っている。

 今回、製品データの改竄が明らかになったのは三菱マテリアルの子会社である三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウムの3社。三菱電線工業では航空機などの工業製品に使われている樹脂製の部材データを改竄していた。三菱伸銅は自動車部品や電子機器などに使われている銅製品のデータを改竄していた。また、三菱アルミニウムは富士製作所(静岡県裾野市)が16社に出荷していたアルミニウム板で、性能を満たしていたようにデータを書き換えていたことが明らかになっている。

 いずれも悪質さが問われかねないのは、不正発覚から公表までの対応の遅さにある。三菱電線工業では2月に不正が発覚した後も10月まで出荷を続けていた。親会社の三菱マテリアルは10月に子会社から不正の報告を受けていたにもかかわらず発表は1カ月遅れた。なぜ、三菱マテリアルの公表は遅れたのか。

 三菱マテリアルは非鉄大手で銅やセメント、超硬工具、電子材料など手がける事業が幅広く、子会社の管理がいき届かなかったことに加え、不正が確認された後、過去数年に遡って出荷を調べたため公表に時間がかかったと説明している。

 しかし、市場では神戸製鋼の製品データ改竄問題が大きく報じられ、社会的指弾を受けていた時期を意図的に避けたとの見方がある。「製品データ改竄問題に対するマスコミ報道が沈静化するのを待って公表したほうが得策と判断したのではないか」(市場関係者)というわけだ。

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