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六代目山口組・餅つき大会が開催、司組長からのお年玉の額は? 神戸山口組には箝口令敷かれる

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餅つき大会に訪れた司組長と幹部たち(今年の様子/以下同)。
 

 一昨年の六代目山口組分裂の余波を受け、京都の独立団体、会津小鉄会までもが分裂するという騒動で幕を開けた2017年。4月には、神戸山口組から割って出るかたちで任侠山口組が結成され、混沌を極める事態へと発展し、夏を過ぎると一気に警察当局が取り締まりを強化させた一年となった。

 そうしたなかで迎えた12月28日、一年を締めくくる恒例の餅つき大会が神戸市灘区にある六代目山口組総本部で行われたのだ。著者も現役当時には、総本部で開かれる餅つき大会に参加しており、そこで司忍組長をはじめ、髙山清司若頭といったさまざまな親分衆たちを目の当たりにしている。また、この餅つき大会は、五代目組長の喪中にも行われ、六代目山口組から分裂した神戸山口組は結成当初、「五代目親分の喪中に、餅つきで万歳はないだろう」と強く批判したのだが、筆者はこれにも参加していた。

 著者の記憶では、このいわくつきの餅つき大会は、六代目山口組最高幹部の一端を担う極心連合会・橋本弘文会長の三本締めで幕を閉じ、行事中ずっと走り回っていた著者などには不穏な空気を察することすらできなかった。だが、すでにその頃には、反六代目勢力の不満は噴火前のマグマのように煮えたぎっていたようだ。

餅つきはブロックごとに行われる。
     餅つき大会の参加者は、各組織(二次団体)から組長の付き従いで3名が選ばれ、子どもたちも保護者を含めた二次団体の関係者のなかから招待される。子どもたちには、帰りに袋に入ったお菓子袋を配られるのだが、その中には司組長の名前が入ったお年玉袋が入っている。中身は一律5000円と決まっているのだが、当時は二次団体だけで80そこそこの組織が存在していたので、総額にすれば結構な額となったはずだ。


 ちなみに司組長からのお年玉は、二次団体の三役(若頭、舎弟頭、本部長)にも配られ、大晦日の深夜に総本部へと集結し、新年を迎え帰途に着く時に各自の親分から手渡される。それも一律5000円となるのだが、その金額よりも、菱の代紋が入ったお年玉袋に「つかさ」と書かれていることこそが、頂戴する組員たちには値打ちがあることだった。

神戸山口組は秘密裏に……


縁日のような屋台の数。
 

 また餅つき大会では多くの屋台も並ぶのだが、飲食を始め一切料金はかからない。以前、著者はこの屋台を仕切る人物からこんな話を聞いたことがある。

「年末のかき入れ時の忙しい時に、前日から身体を取られるのは大変だが、それでも一年を通して売(バイ=商売)ができているのは山口組のおかげ。それに、参加者の子どもたちの笑顔は何ものにも変えがたい」

 暴力団排除条例の施行以来、露店商は軒並み縁日から締め出され、祭りの賑わいは陰りを見せている。しかし、実際には、ヤクザと直接の関係はない露天商も多く、なんでもかんでも暴力団関係者と一括りにして取り締まっては、どこかで歪みが生じてしまうのではないだろうかという懸念も抱いてしまう。
 
 今年の餅つき大会も、司組長が組碑に向かって墓参を済ませたあとに開始され、約3時間半ほど賑やかな時間が続き、午後1時半頃には万歳三唱でお開きとなったのであった。

 この六代目山口組が餅つき大会を開催させる直前の27日と26日には、神戸山口組でも餅つき大会が実施されたのではないかといわれている。「いわれている」という表現を使うのは、神戸山口組が徹底した箝口令を敷いているためだ。長年ヤクザ取材を続けているジャーナリストは、このように話す。
 
「神戸山口組発足依頼、同会の餅つきを取材できたメディアはどこもありません。それだけ情報が漏れないように徹底されているということ。今回も2日間やったのではないかと噂されているだけで、どこで行われたのかも現時点ではわかっていません」 
 
 外部に情報が漏れ伝わってこないということは、それだけ組織内部が纏まりを見せているということがいえる。神戸山口組にとっての餅つき大会は、徹底した情報管理がなされているかどうかの試金石となっている部分もあるのかもしれない。そして、今年も組織運営上、情報管理は十分に機能していたわけだ。

 また、任侠山口組においても、「来年早々に新組織の加入の動きがあるのではないか」(任侠山口組関係者)との話がある。仮にそれが他団体からの移籍であれば、必然的に軋轢は強まり、分裂による混沌状態はさらに長期化することになるだろう。年が明けてもしばらくは、“3つの山口組”が警察当局による圧力からの組織防衛にあたりながらも、互いを牽制しつつ、並行して存在していくのではないだろうか。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう) 元山口組二次団体最高幹部。2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に(共にサイゾー)。最新刊は(同)。

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