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木村隆志「現代放送のミカタ」

低迷する『隣の家族は青く見える』と称賛された『コウノドリ』の絶対的な違い

「」より
 ドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)が視聴率、評判共に苦しんでいる。


 視聴率は初回から7.0%、6.2%、5.9%、6.0%、4.6%と、プライム帯(19~23時)の今クールの主要連ドラでは最下位(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の反応や専門家たちからも、深田恭子と松山ケンイチの主演夫婦をほめる声こそあるが、作品に対しては「なぜ?」「もったいない」などの疑問を呈するコメントが目立つ。

 同作は妊活をテーマに据えた意欲作であり、前期に放送された妊娠・出産がテーマの『コウノドリ』(TBS系)は高視聴率と称賛の声を獲得しただけに、明暗がハッキリ分かれてしまった。

 共に志の高い作品であるにもかかわらず、両者の間に埋めがたい絶対的な差が生まれてしまった理由はなんなのか。

妊娠・出産を掘り下げた『コウノドリ』との違い


『隣の家族は青く見える』が苦戦している理由は、“サブテーマの詰め込み過ぎ”に尽きる。

 そもそも放送開始前、「妊活に挑む五十嵐奈々(深田恭子)・大器(松山ケンイチ)夫妻が、子どもを産まない主義の川村亮司(平山浩行)・杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)カップル、同性愛の広瀬渉(眞島秀和)・青木朔(北村匠海)カップル、失業中の小宮山真一郎(野間口徹)・深雪(真飛聖)夫妻とコーポラティブハウスで生活する」という設定を聞いた瞬間、危うさを感じた。

 五十嵐夫妻の「不妊治療」以外にも、川村・杉崎には「前妻との間にもうけた子どもの引き取り」、広瀬・青木には「同性愛のカミングアウト」、小宮山夫妻には「夫の再就職と世間への見栄」などのサブテーマが詰め込まれているのだ。

 いずれも興味深く連ドラ向きなテーマではあるのだが、多すぎる分それぞれを掘り下げられず、肝心の不妊治療もなかなか進まないなど、複雑な心境が描かれるシーンは少ない。まるで「具材を入れ過ぎて味がぼやけてしまった鍋」のようであり、すべてのテーマが食い足りない状態になっている。

 一方、『コウノドリ』は、妊娠・出産のワンテーマに特化しているため、十分掘り下げられていた。たとえば、切迫早産で入院した西山瑞希(篠原ゆき子)と七村ひかる(矢沢心)のエピソード。2人は意気投合したが、ひかるが元気な赤ちゃんを産んだ一方、瑞希は子宮内胎児死亡を知らされてつらい死産となった。

 また、出生前診断で21トリソミー(ダウン症候群)の診断を受けた高山透子(初音映莉子)と辻明代(りょう)のエピソードも象徴的だ。明代は家庭の事情から人工死産を選び、透子は悩んだ末に反対を押し切って出産した。

 その残酷なまでの明暗や選択が視聴者の心を動かし、ドラマチックな作品になり得ていたのだ。『コウノドリ』の成功を振り返ると、「『隣の家族は青く見える』も不妊治療をめぐる複数夫婦の明暗や選択を描けば、もっと女性たちの共感を集めていたのに……」と感じてしまうのだ。

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