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孫崎享「世界と日本の正体」

南北首脳会談、事実上成果ゼロ…米国による軍事攻撃の危機

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第3回南北首脳会談 「板門店宣言」に署名(代表撮影/ロイター/アフロ)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は4月27日、板門店・平和の家で南北首脳会談を行い、「板門店宣言」を発表した。内容は以下のとおり。

(1)完全な非核化を通じ、核のない朝鮮半島を実現する共通目標を確認
(2)年内に朝鮮戦争の終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換
(3)米中を交えた多国間の枠組みで、平和体制構築に向けて協議
(4)北朝鮮の開城(ケソン)に南北共同連絡事務所を開設
(5) 文在寅大統領が今秋、北朝鮮の平壌を訪問

 韓国と北朝鮮に関しては、両国関係改善に向けていくつかの重要な項目が合意された。

(1)高官級会談をはじめとした各分野の対話
(2)国会、政党、地方自治体、民間団体など各界各層の共同行事の積極的推進
(3)北朝鮮の開城に南北共同連絡事務所を開設
(4)離散家族・親戚再会をはじめとしたさまざまな問題を協議、解決
(5)鉄道と道路の連結
(6)文在寅大統領が今秋、平壌を訪問

「文在寅大統領が今秋、平壌を訪問」ということだけでも、ビッグ・ニュースのはずである。だが、世界は諸手を挙げて今回の会談を称賛したわけではない。4月27日付米紙ニューヨークタイムズは「(南北)朝鮮人の平和への対話は希望と疑念を抱いている」との標題で報じた。

 重要な点は、今日の朝鮮半島は南北首脳の決意だけで定まらないことにある。米国は北朝鮮に、「完全・不可逆的・検証可能な非核化」を強く求めている。そして、これが実施されない場合には、軍事行動もありうるとしている。その決着をつけるために、米朝首脳会談が開催される。

 南北首脳会談の目的が朝鮮半島に平和をもたらすということであれば、この会談はなんらの回答も与えていない。「板門店宣言」における非核化に関する合意を見てみよう。

「南北は、完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。南北は、北側が取っている主動的な措置が朝鮮半島非核化のため非常に意義があり重大な措置であるということで認識を共にし、今後、それぞれが自らの責任と役割を果たすことにした。南北は、朝鮮半島非核化に向けた国際社会の支持と協力(獲得)のため、積極的に努力することにした」

 この宣言の内容が、米国の求める「完全・不可逆的・検証可能の非核化」に対し、どこまで回答しているか。何もない。無回答である。

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