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武神健之「優良健康文化をつくるために」

山口達也さん事件報道で触れられない「お酒の本当の怖さ」…依存度チェックリスト

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4月26日、会見する山口達也

 TOKIOの山口達也さんの強制わいせつ事件をはじめ、最近、アルコールにまつわるニュースがネットを騒がせています。アルコール依存症なのか否かとか、被害者または加害者それぞれを非難中傷する内容もあり、“アルコール=お酒”についての怖さ(リスク)に触れていない報道が多いことに不安を感じてしまうのは私だけでしょうか。

 お酒は多くの場合、私たちの生活に豊かさと潤いを与えます。一方、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となります。そしてさらに、アルコール健康障害は、本人の健康の問題であるのみならず、周囲の人を不幸にすることもあります。

 今回は、1万人を超える働く人と面談をしてきた産業医として、すべての働く人たちに知っておいてほしい、最低限のアルコールに関する知識をお伝えさせていただきます。

 まず、私の産業医としての経験からすると、以下に1つでも当てはまる人は、アルコール依存症になるリスクがあると思います。この記事をしっかり読み、今後のご自分の飲酒習慣について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

働くあなたのアルコール依存度リスクをチェック


・2週間すら断酒できない
・1日の平均飲酒量が純アルコール換算で60g以上(男性の場合)
・飲みだすとコントロールがきかなくなる
・職場や家庭で困ったことがある、または、困ったと周囲に言われたことがある
 
 もちろん、すべてのお酒=アルコールが有害ではありません。節度を持って飲むことはプラス面もあると昔からもいわれています。その節度ある適度な飲酒量とは、日本人においては、1日平均純アルコール換算で約20gといわれています。以下に、換算表を載せますので、ご自分の飲酒種類と併せて計算してみてください。



 一方、生活習慣病のリスクが高まる飲酒量は、男性で40g以上、女性で20g以上といわれています。この量のお酒を飲んでいる人の割合は、男性で14.7%、女性で8.9%で、ここ数年は男性ではさほど増減していませんが、女性では増加傾向にあるといわれています。その割合は男性では50 代、女性では40 代が最も高いとのことです。

 実際に日本では、毎日アルコールを飲む人はさほど多い割合ではありません。20 歳以上の者(入院者、熊本県を除く)について、週の飲酒の状況を性別にみると、男は「毎日」が 26.6%、女は「飲まない(飲めない)」が 47.4%と最も多くなっています。

 年齢別にみてみると、女性はすべての年齢階級で「飲酒していない」の割合が多いですが、 男性は30 代から 70 代まで「飲酒している」(「毎日」から「月1~3日」を合わせた者)の割合が多く、「20~29歳」「80歳以上」は「飲酒していない」(「ほとんど飲まない」から「飲まない(飲めない)」を合わせた者)の割合が多い結果となっています。()



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