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「女子大生買春」辞職に伴う新潟県知事選が、日本中の原発再稼働に影響を及ぼす可能性

米山隆一新潟県前知事(読売新聞/アフロ)

 女子大生買春発覚を受けた米山隆一前知事の辞職に伴う新潟県知事選挙が、5月24日告示、6月10日投開票の日程で行われる。新潟といえば、泉田裕彦元知事のときから東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重で、米山氏もその方針を引き継いできた。そのため、今回の知事選の争点が原発再稼働の是非となるのは必至であり、その結果が日本の原発政策にも影響を及ぼす可能性がある。

 対決の構図は、国政の与野党一騎打ちとなった。自民・公明は元県副知事で海上保安庁次長の花角英世氏(59)を擁立する。野党系は新潟県議の池田千賀子氏(57)を統一候補として戦う。自民は、米山氏辞任直後から党本部の二階俊博幹事長と新潟県連の塚田一郎会長が会談。早々に花角氏擁立論が浮上したが、自民党色を出した前回選挙で敗れた教訓から、党派色を出さない戦略。「県民党」を標榜し、県内の企業経営者などでつくる勝手連「新しい新潟を考える会」が花角氏に出馬を要請する、というかたちをとった。

 5月9日に、上京した「新しい新潟を考える会」の有志が花角氏に出馬を要請。花角氏は前向きな姿勢を見せ、15日に出馬表明した。花角陣営は、原発再稼働の是非の争点化を避けて戦うとみられる。

 沖縄の名護市長選でも自公系候補は、辺野古基地問題の争点化を避け、勝利した。それと同じ手法を取る。あくまで「新しい新潟を考える会」が表の選挙母体となり、自民党は後方支援に回る。もっとも、自民党本部は人もカネも大量投入で必勝体制を敷くのは間違いない。もし負ければ安倍政権へのダメージにもなるため必死だ。

 一方の野党系は候補者選びが難航した。前回推した米山氏の辞任の痛手を受け、クリーンなイメージとなる女性候補擁立が絶対だった。森裕子参院議員(自由党)、菊田真紀子衆院議員(無所属)、西村智奈美衆院議員(立憲民主党)ら、地元の女性現職国会議員の名前も浮上したが、5月8日、電撃的に池田氏が出馬表明。無所属の菊田衆院議員と共に記者会見して党派色をなくし、こちらこそ本家本元の「県民党」として、自公に先んじた。

 池田氏は原発のお膝元の柏崎選出の県議。柏崎市生まれで、柏崎市役所に歯科衛生士として約20年間勤めた後、2003年の柏崎市議選で初当選。市議3期の後、2015年の県議選に出馬。現在、県議1期目だ。前回知事選では出遅れた野党だったが、米山氏が統一候補になった後、原発再稼働の是非を争点にして逆転勝利を収めた。今回もその再来を狙う。

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