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ゼロカロリー清涼飲料水、人工甘味料で「がん発病率上昇」との研究報告…反論も

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「Getty Images」より

 2018FIFAワールドカップ・ロシア大会において、大迫勇也選手の“半端ない”活躍に日本中が熱狂しました。その一方で、大迫選手の活躍に炭酸飲料、清涼飲料水やカップ麺のメーカー関係者は、内心穏やかではないかもしれません。

 ワイドショーや各スポーツ紙は、大迫選手が「半端ない」といわれる由来や、同選手のこれまでの歩みを報じています。それらの報道によると、大迫選手は食生活で「炭酸飲料水は飲まない。カップ麺は食べない」と決めているということです。大迫選手の活躍を見て、「僕も将来、大迫選手のようになりたい」と考え、炭酸飲料や清涼飲料水、カップ麺の摂取をやめる少年少女が増えるかもしれません。

 そう考えると、コーラなどの炭酸飲料水やカップ麺のメーカーは気が気ではないでしょう。特に夏場の最需要シーズンに入った炭酸飲料、清涼飲料水メーカーは、大迫選手の大活躍に内心、ビクビクしているかもしれません。

 大迫選手が炭酸飲料水を飲まない理由については報道されていませんが、清涼飲料水(以下、炭酸飲料含む)が体に与える悪影響は「半端ない」です。清涼飲料水を長期間飲んでいると健康リスクが高まるということが、複数の研究機関から報告されています。熱中症対策として「水分の補給はこまめに行うように」と、さかんに警鐘を鳴らされていますが、間違っても清涼飲料水で水分補給を行ってはいけません。

 国立がん研究センターは、「清涼飲料水を毎日飲む女性は、ほとんど飲まない女性と比べて脳梗塞になる危険性が1.8倍高い」との研究報告を発表しました。これは1990年にスタートした大阪大学(磯博康教授グループ)との共同研究で、スタート時に40~59歳の男女3万9786人を18年間追跡調査したものです。

追跡者を、人工甘味料が入った清涼飲料水約250ml(コップ1杯強)を飲む回数を、「ほとんど飲まない」「週に1~2回」「同3~4回」「ほぼ毎日飲む」の4グループに分類し、脳梗塞と脳卒中、虚血性心疾患の関連性について調べました。その結果、脳梗塞において、「ほぼ毎日飲む」と回答した女性は、「ほとんど飲まない」女性に比べ、発症リスクが1.83倍高いことがわかりました。研究班は「女性は小柄で筋肉の量が少なく、血糖値や中性脂肪が上がりやすいことが、炭水化物や糖分を含む清涼飲料水の影響を受けやすいのではないか」と、分析しています。

 男性では脳梗塞のリスクが高まるという傾向は見られませんでしたが、安心してはいけません。2013年に金沢医科大学の研究グループが「カロリーを抑えたダイエット用の清涼飲料や炭酸飲料を週に250ml以上飲む中年男性は、ほとんど飲まない男性に比べ、2型糖尿病を発症する危険性が1.7倍になる」との研究結果を報告しています。この研究は、桜井勝准教授(公衆衛生学)らが、2003年から35~55歳の男性2037人を追跡調査して行われました。2010年までに、そのうち170人が2型糖尿病にかかりましたが、週に250ml以上飲む人は、飲まない人より、発症率は1.7倍高いという結果でした。桜井准教授によると、清涼飲料に含まれる人工甘味料が甘いものへの食欲を増進させている可能性があるということです。

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