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六代目山口組機関紙「山口組新報」に異変あり!? 分裂騒動には触れず、震災復興支援を報告……おなじみのユーモア川柳は健在

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「山口組新報」最新号

 明らかにこれまでとは異なりを見せていた。六代目山口組分裂以降、同組織の機関紙「山口組新報」(年3回刊行)の巻頭を飾る最高幹部たちの寄稿には、常に離脱した神戸山口組やその親分衆に向けての辛辣な意見が綴られており、その傾向は任侠山口組設立後、さらに強まっていたように感じられていた【参照記事「六代目山口組機関紙最速レビュー」】。

 だが今回、7月5日の六代目山口組定例会で直参組長らに配布された「山口組新報」16号の巻頭言には一切、六代目山口組を離脱した親分衆へ向けた批難はもとより、分裂騒動に関する記述はなかったのだ。

「山口組新報」最新号の巻頭には、六代目山口組で若頭補佐の要職を務める、三代目弘道会・竹内照明会長が登場。冒頭で時候の挨拶を丁寧に述べた竹内会長は、残刑1年3カ月となった六代目山口組・髙山清司若頭と現在、無期懲役にて岐阜刑務所に服役中の三代目小西一家・落合勇治総裁に対して「御自愛をお祈り致します」という言葉とともに、健勝を祈念していた【参照記事「『サムライ』が描く大物極道の生き様」】。

 そしてヤクザ社会に対する法的な厳罰化に警鐘を鳴らし、社会学者のハーバート・スペンサーが提唱した「社会進化論」を引用し、次の山口組100年の歴史に向けて、時代に沿った「適者」になっていかなくてはならないという旨を述べていた。

 全8ページからなる「山口組新報」の2ページ目は「震災からの復興」と題し、阪神淡路大震災から東日本大震災、熊本地震までの復興の実情やそれらに対する組織としての支援状況などを2ページにわたり記していた。

 4ページ目には、六代目山口組幹部である六代目豪友会・加藤徹次会長が、巻頭言で竹内会長も触れていた、服役中の落合総裁への思いを綴っていた。

「人間の真価というのは逆境に置かれた時、おのずと映し出されるものと思われますが--」と述べ、無期懲役が確定してもなお、微塵も動じることなく粛々と服役している落合総裁の姿勢に感銘を受けたことが記されていた。

 加藤会長自体、抗争で身体を賭け、徳島刑務所で長期受刑生活を余儀なくされた経験があり、その時の務め方については、組織内外から「立派だった」と称賞されていた親分である。その加藤会長をもってして、落合総裁の所作に感服しているのだ。落合総裁という人物が、強靭な精神力の持ち主という点で、いかに業界内にて高い評価を得ているか、文中からも窺い知ることができるだろう。

“インスタ映え”を取り入れた川柳も

 趣はガラリと変わり、5〜6目ページは旅行記となっており、7ページ目には六代目山口組組員らから寄せられた俳句に川柳、短歌・狂歌が並んでいる。

 どれだけ時代が変わっても、ヤクザという社会に懲役はつきものといわれているだけあって、大抵の組幹部らは過去に服役生活を余儀なくさせられた経験があり、その服役中に俳句や短歌に触れることも少なくない。そのため、掲載されている歌は非常に優れているのだ。また、ユーモアに溢れた川柳も掲載されており、バラエティーに富んでいる。

「インスタに 映えます冷えます 妻の飯」

 一方で逆風が吹き荒れるといわれる任侠界で、任侠道を追求する短歌も詠まれていた。

「生涯を賭けて打ち込むこの世界 全うしたくば常に精進」

 人生を賭けてこそ初めて、ヤクザとしての生活は俠(おとこ)の道になる、ということを歌い上げているのではないだろうか。

 そして、最終ページにある、日本の国花といわれる桜にまつわる解説文で、今回の「山口組新報」は締めくくられている。

「山口組新報」はもちろん非売品である。各親分衆らが率いる二次団体の本部に持ち帰り、そこから末端の組員にまで閲覧できるようにされているのだ。各組織で同紙を読み、心新たに六代目山口組組員としての自覚を強め、今後も決して楽でない任侠道を歩む決意をする若手組員らもいるのだろう。

 著者がまだ現役だった頃、関西ブロックの若頭会に代理出席した際、同じく出席していた二次団体の若頭が詠んだ俳句が「山口組新報」に掲載されていたことがあった。この時は、しばしその話に花が咲き、盛り上がったのを鮮明に覚えている。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
元山口組二次団体最高幹部。2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に(共にサイゾー)など。最新小説『』(れんが書房新社)が7月下旬に発売予定。

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