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志願したい大学ランキングに異変…早稲田が1位、慶應が7位転落、青学が大躍進の理由

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早稲田大学の大隈講堂(「」より/Arabrity)
 リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルート進学総研が「進学ブランド力調査 2018」を発表した。同調査は、高校3年生を対象にした、各大学への志願度・知名度およびその他イメージに関する大規模な調査の最新版だ。


「志願したい大学」を見ると、関東では早稲田大学が2年連続1位、東海では名城大学が2年連続1位、関西では関西大学が11年連続1位に輝いた。関東では、明治大学が2位、青山学院大学が3位、日本大学が4位と続く。

 また、文系1位(関東)は青学大(昨年3位)、理系1位は日大(昨年3位)となっている。同調査は日大アメリカンフットボール部の問題が噴出する前に行われたものだが、リクルート進学総研の小林浩所長は日大のブランド力について「今後の動きなどにもよりますが、日大ブランドはこれ以上毀損しない可能性が高く、逆に『進学しやすい』と考える学生も多いかもしれません」と解説する。

早慶に意外な“ブランド力格差”…明大の変貌


 今、高校生が志望大学を選ぶ要因は偏差値だけではない。一昔前までは、予備校の模擬試験での偏差値を基に志望大学を決める高校生が多かったが、今や大学の広報活動、学部・学科のラインアップ、教育・研究活動、在校生や卒業生の活躍、教職員の活動、クラブ活動、地域貢献活動、キャンパスの立地、歴史、教育の理念、学風など、ありとあらゆる要素が加味される。逆に言えば、それらすべてが大学のブランドを構築する要素となっているわけだ。

 そうして構築される大学のブランド力を軽視すると、大学の経営にも影響を及ぼしかねない。ブランド力が向上すれば、志願者が増え、学生や教職員の満足度も向上する好循環が生まれる。一方、ブランド力が低下すれば、滑り止めでの志願者が増え、それが教育の質の低下につながり、学生や教職員の満足度も低下する悪循環に陥ってしまう。

 今や大学経営に大きな影響を及ぼしているのは、偏差値よりも高校生たちが考える「進学ブランド力」といえる。ちなみに、関東では一般的に私立志向が強いという。

 それでは、前述の「志願したい大学」で2年連続1位(関東)の早大は、どんな点に魅力があるのだろうか。小林所長は「景気が良くなって私立志向がますます強まるなかで、『ちょっと無理かもしれないが受けてみよう』という志願者が増えたこと、『就職に強い早稲田』という評価が高まっていることが大きい」と指摘する。

 ちなみに、早大と並ぶ私学の雄である慶應義塾大学は、昨年の4位から7位に転落した。「慶大に関しては、高校生が『ハードルが高い』という表現をよく使います。もちろん、偏差値が低下したということではないのですが、広く学生を集めるというイメージではないのかもしれません」(小林所長)

 代わって上位にランクインしてきたのが、青学大だ。2013年に文系学部が青山キャンパスに完全移転し、箱根駅伝では4年連続総合優勝を果たすなど知名度も上がっている。イメージ項目別では、「おしゃれな」(関東)で昨年に続き1位、「学校が発展していく可能性がある」(関東)では昨年の10位から3位に浮上している。

「志願したい大学」男子1位(関東)の明大の変貌も見逃せない。「昔はバンカラなイメージでしたが、キャンパスを整備してきれいなパウダールームを新設するなど、女子学生に受ける施策や広報に力を入れています」(同)。ちなみに、明大は「知っている大学」(関東)で早慶を抜いて1位となっている。

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