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『ストロベリーナイト』が『緊急取調室』の視聴率半分…「竹内結子のほうがいい」と酷評噴出

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 二階堂ふみとKAT-TUN・亀梨和也がダブル主演を務める連続テレビドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の第1話が11日に放送され、平均視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。このドラマは、2012年に同局で放送された竹内結子主演の連ドラ『ストロベリーナイト』の「再構成版」という位置づけだが、視聴率は前作(全話平均視聴率15.4%)のほぼ半分と“大惨敗”を喫した。

 ただ、第2話からは上昇する可能性もある。第1話は拡大版として21時から放送したため、テレビ朝日系の『緊急取調室3』の第1話と丸かぶりとなったからだ。こちらは15.2%という高視聴率をたたき出しており、『ストロベリーナイト・サーガ』は完全に『緊急取調室3』に視聴者を取られた格好だ。来週からは“かぶり”が解消されるため、もう少しマシな数字になるのではないか。

 冒頭でも触れた通り、今作『ストロベリーナイト・サーガ』は竹内版の『ストロベリーナイト』の再構成版である。登場人物の名前や人物設定、人間関係などは前作と基本的に同じで、配役だけがらりと入れ替えた。リメイクと何が違うのかといえば、どうやら「前作ではやらなかった話をやる」ということらしい。

『ストロベリーナイト』の原作は『姫川玲子シリーズ』と呼ばれる誉田哲也著の小説だが、同シリーズは竹内版のドラマ終了後も新作が刊行されている。そこでフジテレビは、『姫川玲子シリーズ』でまだ映像化されていないエピソードをドラマ化するにあたり、単なる続編にするのではなく、一から新キャストでつくり直そうと考えたようだ。

 実際、11日に放送された『ストロベリーナイト・サーガ』の第1話は、2010年に単発ドラマとして放送された姫川玲子シリーズ第1作『ストロベリーナイト』(竹内結子主演)をそっくりそのままリメイクしたものだった。かいつまんで言うと、無数の傷を負った死体が次々と池の底から見つかり、捜査を進めていくうちに秘密の殺人ショーの存在が明らかになる――という展開だ。二階堂ふみ演じる警部補・姫川玲子の部下である刑事があっという間に殺害され、真犯人も同じ班のなかにいたという衝撃的な結末だった。

 前作との比較なしに第1話を見たが、最初から最後まで「わかりにくい」という思いを拭えなかった。意図的なのだとは思うが、主役の姫川玲子についても、相方となる菊田和男(亀梨和也)についても、ほとんど人物像を紹介しないまま膨大な台詞の応酬でストーリーがどんどん進んでいき、誰がどんな立場の人なのか把握しようとするだけで精一杯。途中で殺される刑事にいたっては、顔もはっきり覚えないうちに死んでしまった。

「姫川玲子は警察官としてどこが優れているのか」「劇中での菊田和男の役割はなんなのか」についても第1話では十分描かれたとはいえず、どこを楽しめばよいドラマなのかも非常にわかりにくかった。裏を返せば、それらは第2話以降に持ち越されたともいえるため、飢餓感や期待感を持たせるつくりになっていたともいえる。

 インターネット上には、「すべてが安っぽい」「前作が神すぎた」「前と同じキャストで続編やってくれたほうが100倍うれしい」といった批判的な声が圧倒的に多い。主演の二階堂についても、「びっくりするぐらい合ってない」「闇が全然ないのがダメ」「生意気な新米にしか見えない」などの辛辣な声が上がった。ちなみに、放送後のTwitterのトレンドには「竹内結子」のキーワードが突如として浮上した。これは、「竹内結子のほうが良かった」といった書き込みが非常に多かったためだ。

 とはいえ、こうした評価を額面通りに受け取ることはできない。基本的に人間は変革を好まず、「前のほうが良かった」と言いたくなる傾向があるからだ。先入観を持たずに今作を視聴した人たちからは、「今作のほうが原作に合っている」「意外と良かった」「二階堂ふみは十分、演技がうまい」といった擁護の声も上がっている。二階堂の演技力には定評があるだけに、姫川の抱える闇をもっと強調する演出になれば、批判の声を覆して「前作を超えた」と言われるようになる可能性もある。引き続き注目していきたい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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