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『インハンド』の感染症「シャーガス病」の恐ろしさ…数十年の潜伏期間→心臓肥大で突然死

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 今夜(12日)スタートする連続テレビドラマ『インハンド』(TBS系)は、寄生虫専門の科学者がマニアックな知識で難事件を解決するヒューマンサイエンスミステリー。片手がロボットハンド=義手という主人公のドS天才科学者・紐倉哲を演じるのは、ジャニーズ事務所の山下智久。バディ役・高家春馬を演じるのは濱田岳。山下とは2007年に放送された連ドラ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)以来の共演で、その軽妙な掛け合いも見どころだ。

 第1話は、日本では珍しい感染症「シャーガス病」をめぐる事件。科学・医療機関で起きる問題に対処する「内閣官房サイエンス・メディカル対策室」に、ある病院で死んだ複数の心筋梗塞の患者にシャーガス病の疑いがあるという告発状が届く。同室勤務のエリート官僚・牧野(菜々緒)は真相に求め、紐倉を訪ねる。牧野に協力することにした紐倉は、患者を処置した医師・高家に会う……という展開だ。

世界中に600〜700万人の感染者か

 このシャーガス病は、寄生原虫のクルーズトリパノソーマを病原体とする病気だ。中南米で蔓延するサシガメという昆虫を媒介に感染する。感染後に発症しないこともあるため、発見が遅れやすく、放置していると突然、死に至ることもある。潜伏期間が数十年で、慢性化すれば心不全で死ぬこともある。感染者は、中南米を中心に世界中に600〜700万人と推定されている。

 日本では2013年、シャーガス病感染の疑いが報告されたことがある。当時、ブラジル出身の男性保虫者が献血した血液からシャーガス病の陽性反応を検出したが、すでに11人に輸血されていたことが判明。うち5人は感染が否定されたが、残り5人はすでに死亡。最後の1人は高齢を理由に再検査を拒否した。

現役病理医がシャーガス病の実例を紹介

 今ドラマでも、感染拡大の危機を防ぐべく、その感染経路をめぐり謎に迫るというストーリー展開だ。さまざまな疾患に詳しい病理医の堤寛医師は、シャーガス病の実例を紹介しつつ、次のように説明する。

「日系2世の男性(62歳)は、ブラジルで40年間農業に従事してきた。10年前より疲れやすくなり、検査すると心臓の肥大、そして右心室を収縮させる役割を果たす右脚が機能低下を起こす『完全右脚ブロック』が診断された。その後、なんとか農作業と日常生活をこなしてきたが、1年前から不整脈が多発して、ついにうっ血性慢性心不全状態に陥った――というケースがありました。原因はシャーガス病です」

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